|
一般に造られている木造住宅は、終戦後に大量供給され柱の太さが
10.5cm角を中心とした小断面の軸組工法が主流です。
一方、関東大震災にも耐えた日本古来の軸組は、柱の太さが15.0cm角以上の
大断面の軸組工法です。
ハウス企画の考案した新構造体系『IT2工法』は、
のそれぞれの優れた特色を兼ね備えています。
また、建築基準法施行令第46条第2項第一号イの改正告示第331号
[大断面製材]に本工法は適合しています。
柱・梁共に断面が 150X240=360c㎡ と、規準の300c㎡以上あり、
長期優良住宅として、三世代以上の長い年月に耐える構造と
空間を提供します。
ハウス企画では、新しい構造体系の木材を『室内構造材』と
呼び,工法は室内構造材を使用した技術を英訳して
『IT2工法』としました。
Interior Technical Tectonics =ITT=IT2
上記図のように、2~3年後にツーバイフォー工法の部屋は広がり、
反対に在来工法の部屋は縮みます。
ツーバイフォー工法は床枠組みに合板等の面材を張り、壁枠床に垂直に
壁枠組を建てます。
建築完了時と完成2~3年後では壁枠組み材は幅が2mm程度縮みます。
未乾燥材使用の場合は4~5mmも収縮します。
面材(合板)は局部では収縮しますが、建物全体としては収縮は起きません。
この壁枠組み材の収縮が部屋を大きくして幅木や廻り縁の留口を開かせたり、
壁入隅のクロスにシワが出る原因の一つとなります。
○自由水
細胞内腔や細胞外腔を自由に出入りする樹液成分の少ない水で、
全体の60%以上とする。
含水率62%前後で木材の収縮に僅かに影響する程度です。
○ 結合水
細胞内腔や細胞外腔以外の細胞壁に在る樹液成分の多い水。
平均含水率25%前後で木材の収縮や狂いに顕著に影響します。
2~3年を費やした天然乾燥材は自然に変化していくため、収縮や狂いが
小さいのが特徴です。
○ 繊維飽和点
結合水が飽和状態で針葉樹は含水率25%程度です。
繊維飽和点より含水率が低下する時に木の細胞は変形を起こして
収縮や狂いとなって現れます。
しかし平行含水率に近づくと変化も小さくなります。
住宅内部のユーザーからのクレーム第一位は床の不陸です。
乾燥材の床枠組を雨に濡らすと根太は反って床の不陸の原因となります。
一晩の雨で床根太の巾は5㎜以上も大きくなります。
○ 平行含水率
日本の平行含水率は15%とされていますが、季節や地域によって
18%から11%と異なっています。
欧米では12%とされ北米の乾燥室から出た時は9%以下です。
輸入乾燥木材は常に3~5mmは延び縮みを繰り返し、建物が完成して
外気と隔離され2年~3年で安定へ向かいます。
国内産乾燥材の収縮変化は早く安定します。
○工事現場における膨張と収縮
繊維方向(長さ方向)1/3000~1/5000程度繊維直角方向
(幅)1/30程度、厚さ 1/20程度
○乾燥とプレーナー(鉋)
乾燥してプレーナー掛けされた木材は水の表面張力によって水を
はじきます。
表面張力は雨水などが木に染み込むのを防ぎ膨張収縮を防ぎます。
構造計算|法人のお客様へ| 個人のお客様へ|金物 鎧ガード| 東日本大震災|会社案内| お問い合わせ|プライバシーポリシー
CopyRight HOUSE KIKAKU All Rights Reserved.