耐震性を上げる!許容応力度構造計算のハウス企画

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新潟中越地震についての考察

   新潟中越地震についての考察

M7.0以上が続く日本列島で、2004年の新潟中越地震は直下型地震で
阪神大震災の3倍強の上下震動が被害を大きくしました。
財団法人 住宅保証機構の《住宅保証だより》掲載の 『被害分析と実践的な
施工
』に、新潟中越地震の分析報告と資料提供の協力をさせて頂きました。


木造の耐震には免震工法や制震工法がありますが、一定の地震強度を
超えた場合(免責があるものがありますが)、一定を決める尺度の地震計は
建物には設置していませんので、被害が出れば紛争となります。

建築基準法では耐力壁の最大値を5倍率(4.9KN/m)、品質確保
促進法は7倍率(6.86KN/m)までを耐地震力の算定基準としています。

地震の後の応急危険度判定では

・1階で1/60の傾き以下は安全(約50mm)
・1/60~1/20の傾きは要注意(黄紙約150mm)
さらなる傾きは危険の赤紙が張られ、使用できなくなります。

阪神大震災から5年後に耐震は強化されました。
私見では耐力壁の最大値は1.3倍以上になったと思います。

地震には(気象庁の震度階級6強に記載されている通り、)
高耐震化しか在りません。

以下の掲載資料は(独)防災科学技術研究所のK-NET,KiK-netからの引用
比較を容易にするため、K-NET,KiK-net強震波図を縦方向に変形しています。

阪神大震災の強震波図は気象庁神戸海洋気象台加速度記録より引用し、
東日本大震災強震波に合わせて変形しています。

テレビ・新聞は原発と津波について報道をしていますが、地震の広範囲な
状況と大きさはあまり報道されていません。
私が構造計算をする上で過去の地震と今回の地震を理解するため、
阪神大震災に対する比較の資料を作りました。

築館+小千谷+神戸強震波・南北
築館+小千谷+神戸強震波・東西+上下

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