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津波には基準法の2倍以上強い家造り

   公的規制や専門書籍の資料

津波について調べた書籍やレポートの中で、津波の事典(著者 首藤伸夫ら
朝倉書店)の数値は、各県の防災機関で活用されています。

本書から引用しますと、

  1. 津波の事典 1-4 津波カタログより、津波の強度は以下のように
    0~5までの6段階になります。

  2. 津波強度 津波高さ  
    強度0 1M以下 木造家屋:部分的破壊
    強度1 2M以下 木造家屋:全面破壊、
    石造り:持ちこたえる
    1.5   前面破波による連続音,海鳴り
    強度2 4M以下 石造り:資料なし、
    鉄筋コンクリート:持ちこたえる
    2.0   巻き波破波による大音響,雷鳴
    2.5   岸に衝突する大音響,発破音
    強度3 8M以下 石造り:全面破壊、
    鉄筋コンクリート:資料なし
    強度4 16M以下 鉄筋コンクリート:資料なし
    4~5   鉄筋コンクリート:全面破壊
    強度5 32M以下  

    津波カタログと海辺里社長の説明により、千葉県旭市の津波の規模は
    (連続音と波の状況からみて)、津波強度1.5程度・堤防を超えた
    津波高さは3M程度と予想されます。
    それは実際に見た現場痕跡とほぼ一致しました。


  3. 津波の事典 4-2-2 家屋・建物被害の(浸水深による表現)より
  4. 中破 (柱は残っているが壁の一部が破壊される)
      コンクリート・ブロック造 h=3.0M
      木造 h=1.5M
    大破 (柱はかなりの部分が折れるか失われる)
      コンクリート・ブロック造 h=7.0M
      木造 h=2.0M


  5. 土地利用規制〔建設省土木研究書1981〕 (津波の事典より)
  6. 規制外の建物
    1. 季節的な仮設のもの
    2. 主要構造部を鉄筋コンクリート造又はこれに準ずる構造とする
    3. 基礎コンクリートとしてその高さを防潮堤の高さと同等以上とする
    4. 地盤の高さを防潮堤の高さと同等以上とした地盤に建築する


  7. 名古屋市条令第2号は、過去の高潮被害を受けて、臨海部防災5区域を
  8. 定めている(津波の事典より)。
    第一種区域 海面(NP)+地盤高4m以上 木造以外の
    耐水構造
    第二種区域 海面(NP)+地盤高2m以上 耐水構造2階に
    1居室以上
      海面(NP)+高基礎2m以上 耐水構造2階に
    1居室以上
    第三種区域 海面(NP)+地盤高1m以上 耐水構造2階に
    1居室以上
    第四種区域 海面(NP)+地盤高1m以上 耐水構造
    第五種区域 海面(NP)+地盤高2m以上 耐水構造2階に
    1居室以上


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