耐震性を上げる!許容応力度構造計算のハウス企画

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津波には基準法の3.5倍以上強い家造り

   津波には基準法の3.5倍以上強い家造り

津波強度1の津波が発生した地域では、 実際の津波高さが2Mを超え、
木造建築物は浸水・損壊や流出し、住むことが出来なくなりました。

しかし、木造住宅でも色々なデータを使っての構造計算により、
津波強度2(津波高さ4M)のに耐える建物を 造ることが可能です。


ただし木造住宅の場合、津波強度2に耐えるには以下の条件がつきます。

  1. 海辺から少し離れた地域に建設すること
  2. ※木造住宅は津波が岸から陸地に来襲した際の衝撃サージフロント波圧に
    対して構造的に受けられないので


  3. 宅地地盤面から水深4M以下となる地域で建設が可能

  4. 建築基準法より三階建ての場合、三階の桁高さは9M以下
  5. 高度地区と三階建ての天井は勾配天井であること
    ※高度地区とは、都市計画法によって建築物の高さの最高限度または
    最低限度が定められている地区のこと


  6. 一階は建物が水面に浮いて流されるのを防ぐ
  7. 床下換気口と一階の窓から直接泥水が入るので、下地は耐水性の高い合板を
    使い、洋室にすること推奨する
    ただし標準建物でコンクリート地下室等により2000KN以上の基礎重量とする
    場合は泥水の進入は防げると思われる


  8. 海側の壁面は短辺の長方形が望ましい
  9. 津波抗力を受ける面を少なくして、長辺方向に耐力壁を多く設けて津波に耐える

以上よりハウス企画の提案する建物の構造概要は以下の通りです。

  1. 床下べた基礎より1.0mのクロールスペースを造る
  2. 目的:1.0m以下の津波から床上浸水を防ぐ
             津波後の床下泥の排除を容易にする
             給排水・電気のメンテナンス空間
             底コストにはポニーウォール耐震2.5倍の活用
             抗力 = 105.0KN/m

  3. 地盤面より一階床面1.3mで耐震2.2倍以上
  4. 津波抗力に耐えるため建築基準法の2倍以上の耐力壁が必要です。

    津波流速= 6.0m/sec
    抗力   =85.0KN/m(1
    で算出しています。
        (1 津波の事典 数量的な家屋破壊条件FD中間値より


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