耐震性を上げる!許容応力度構造計算のハウス企画

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阪神大震災についての考察

   阪神大震災についての考察

私は、木造の技術者として、16年前阪神大震災の被害調査を2回行い、
日刊木材新聞社と(財)住宅金融公庫に報告書を提出致しました。

この報告書を用いて、同年読売新聞社主催で西関東4地域にて、
東京に阪神大震災と同規模地震の被害で、3万人の貴い生命を
失うのを防ぐ
」という趣旨講演で講師をさせて頂きました。
(注:阪神大震災の正式名称は兵庫県南部地震です)

また、この報告書は 《新しい木造住宅づくりのための「新」基礎知識》 にも
掲載され、多くの木造建築担い手育成研修に活用されています。
主な内容は阪神大震災被害調査です。
さらに、阪神大震災を2度にわたり調査した報告書です。
□阪神大震災視察報告書第1回(PDF)
□阪神大震災視察報告書第2回(PDF)

視察調査の結果、古い建物の損壊が多い中でメンテナンスをした家の
被害が小さいこと、そして長年取り組んできた枠組壁工法の被害が
ほとんど無かったことが、この調査からわかりました。
『新しい木造住宅づくりのための「新」基礎知識』((財)日本住宅・
木材技術センター刊)では、貴い生命を守るため、そして既存軸組住宅の
耐震化のために、昭和48年 告示の構造用面材(合板)を利用しての、
安価で容易に改修する手法を掲載しています


阪神大震災以前、在来木造で構造用面材の利用はまれに見る程度でした。
しかし阪神大震災以降は、新築木造軸組住宅での構造用面材利用の法整備も進んで、合板以外の新建材も多く使用されています。

私は、2003年構造用面材工法をさらに高強度にして容易に改修するため、
鋼鈑利用の二面せん断ガセット【鎧ガード】を開発し、 財団法人 日本住宅・
木材技術センターで壁倍率6.3倍を収得、特許取得しました。


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